虎に翼 第14週69話

心を動かされたので、鑑賞記録。

穂高先生の退任祝賀会でのスピーチを聞いてぶち切れる寅子。

穂高先生が女子部を作り、女性弁護士を誕生させた功績と、その一方で女性が報われないとしても「雨垂れの一滴」として生きることを強いたこと、どちらも無かったことにはできない。

あまりにも惨めな、本当の「雨垂れ」を無数に生み出した本人が自分自身を「雨垂れ」と表現するのはあまりにも愚かなこと。

報われない女性を身近に沢山見てきた寅子が我慢できずにこれまでの思いをぶつけてしまうのは当たり前だと思う。

だって、一緒に勉強してきた大事な友人たちは「女性であること」が原因で、努力が全部水の泡になってきたんだから。

穂高先生や多くの男性たちは恐らく、なぜ寅子がこんなに怒っているのか理解できないだろう。

ただ多くの女性にはこの気持ち容易に想像できると思う。少なくとも私はめちゃくちゃ共感した。

この寅子激昂シーン、3回見てしまった。

虎に翼、名シーン多すぎない?